🗓 2023年11月14日

「任命責任は重く受け止めている。政府一丸となって緊張感をもって職責を果たし、国民の信頼回復につなげていくことに尽きる」

何度も言い続けてきた岸田首相のセリフだ。「増税メガネ」から「壊れた蓄音機」か。次の総裁選をにらんで党内派閥からの要請でのみ3役を任命したツケが回ってきている。次に出てくれば、任命責任とは何ぞやとなってくる。すなわち責任の取り方だ。まず、加藤鮎子大臣が、追及をかわし切れるかである。国会答弁を乗り切れるか。歯切れが悪く「ため息」だけの答弁じゃ、乗り切れないだろう。でもこちらは事務所費の私的流用が疑われてるだけで、致命的にはならないかもしれない。問題は辞任ドミノによる国民の支持率の低下だ。危険水域の30%を割り込み菅首相退陣の時に並んだ。

難問山積みの時に国会答弁がそつのない人物を抱かざるを得ないリーダーを抱え込んだ日本は悲劇だ。安倍晋三の国葬と言い、人気取りの減税といい「聞く耳を持った」政治家を目指すと言ったが、そこにあるのは独断だ。

だから、財務大臣の減税の財源無しとかの発言が導き出されるのであって、党内政権内で目的の共有が成されているのか疑問である。統一教会の解散命令も裁判になれば憲法で保障された「宗教の自由」の壁があり勝てる保証はない。

(文責:岩澤信千代)