🗓 2024年02月24日
会社を辞めて20年。横浜支店で一緒に仕事をした1年先輩からいきなり電話があった。つい昨日まで一緒だったような口ぶりである。こちらから年賀状を出しても一向に返信がなかった先輩である。桜を見に東北に行くので会津にも行きたいとのことである。「友、遠方より来る。亦喜ばしや」である。桜前線に合わせて会津に来るという。これは私が会津に住んでいるからだ。郡山だったら来ないだろう。鶴ヶ城の桜があり、白虎隊を含む歴史が会津にはある。同じ東北だから会津・弘前の桜巡りをしたいという。会津の開花と弘前の開花は1か月くらいの誤差があるというと驚いていた。出直して弘前に行くのがベターである。
サクラの開花時期を調べて会津に来るだろう。1日は観光に付き合うことにしよう。会津に来ていただく方を大事にするのは会津若松市民の務めです。弘前城の桜も見ましたが、鶴ヶ城よりたくさんありますが、お堀のせいか鶴ヶ城の桜の方が勇壮に見えます。弘前城も高遠城の桜も見ましたが鶴ヶ城の桜は本数は少なくともそれなりの趣があります。だからあの有名な土井晩翠の「春高楼の花の宴・・・」から始まる「荒城の月」が生まれたのです。鶴ヶ城内麟閣側に「荒城の月」碑がひっそりと建っています。鶴ヶ城内で提灯の下、花見をしたことがありますが、花冷えのする時で防寒具で防衛しないととてもブルーシートの上で酒など飲んでられません。鶴ヶ城もコロナで花見の宴会も自粛されていましたが、最近では徐々に復活してきているようです。
私の新入社員の時の重大な仕事は花見の場所取りでした。皆が来る前にブルーシートで場所を取り、酒・つまみを準備するというのが4月に入社した新入社員の重要な社命なのです。私は新入社員の時にそれをやったのですが、皆が揃ったときにはすでに酔いつぶれており、四谷の駅のホームで嘔吐し苦しんだ思い出があります。明るい時間(2時か3時頃)に嘔吐し、中央線を利用した人には改めてお詫びします。その時、花見の場所取りをやった同じ支店の同期は徳島の造り酒屋の息子で阿波踊りのことを自慢していました。今どうしていることやら。途中で退社したのでそれ以来音信不通です。中央大学卒だったと思うが会社を出てよくインベーダーゲームを二人で喫茶店でやってました。
(文責:岩澤信千代)