🗓 2024年04月28日

 4月28日21時になる前に3選挙区は立憲民主の当確が報じられた。選挙がこんなにあっさりと事前予想通りになるとは。まあ、しかし岸田首相にとっては、想定内とはいえ今選挙をやれば大敗するというのは身に染みただろうな。9月の総裁前に総選挙をやるにはリスクが大きくなったからだ。頼りになるのは派閥解消により、自民党内で強力なグループが存在するのが難しくなっていることである。軽い処分にした萩生田あたりに安倍派の残党を糾合して岸田に投票させる戦略か。一方、選挙基盤が弱い若手議員の選択肢は狭められた。何故なら派閥の親分がいなくなったので総裁に権力が集中するので、時期総裁になるだろう人物を探し出さなくてはいけない。そうしないと人事権集中の総理に大臣にしてもらえないからである。今までは派閥の長が首相に当選回数に応じた閣僚推薦名簿を提出していた。だから総理よりは派閥の長に一生懸命ゴマをすってきた。

 一方で立憲は喜んでばかりいられない。政権を取ったときの菅直人首相が取った東京電力の無謀な視察とか前科があるからだ。立憲に政権を取らせて良いものか国民のトラウマは消えていない。今台湾有事などが起これば立憲では危なっかしいと国民の誰もが思っているだろう。立憲が国民の生命の安全を守ってくれる党なのか疑心暗鬼は消えていない。世界に類を見ない強力な官僚機構が日本には存在するが、選挙で選ばれた国会議員のいうことは聞かねばならない。東京にミサイルが飛んで来たら何も決められない政府が出現するであろう。政治家が菅直人のようなボンクラ首相であれば中国人の奴隷になってしまう。

 立憲に政権をリードするという気構えのある奴はいるのか?米国選挙も予想がつかないが、民主主義を標榜する国の指導者の選挙が今年は多い。専制国家では再選を決めた中国の習近平、ロシアのプーチンは任期終了までかなり時間がある。プーチンの独裁が終わるのは彼自身の肉体にある病魔だけが知っているのだろう。ロシアではプーチン不在の新しい指導者は見えてこない。

 いずれにして日本の政治はガラガラ・ポンに突入した。6月総選挙はあるのかなあ。岸田首相も選択肢は狭められた。総選挙で負けて政権交代になれば自民党総裁にはなれても一国の首相にはなれないからだ。かなり倍率が高い賭け事になってきた。

 そして小池百合子も過去の人になるだろう。都知事選敗退あるいは不出馬の可能性が高まってきた。昔のルームメイトが文芸春秋で述べていることが本当だろう。進級試験に落ちたのが何故卒業できる?乙武が自民の協力は不要と言って自滅したのと同じように、今回の補選東京15区に応援演説に入ったおかげで、自分の政治生命のローソクを消したも同然だ。これもまた「キジも鳴かずば撃たれまい。」の格言通り。墓穴を掘ったともいう。女帝の落日か。

 低空飛行の岸田さん、水面に突入しそうだね。操縦かんを共に握れる仲間はいるのかい?

 立憲も浮かれていると真っ逆さまに墜落ですよ。「オスプレイ泉」なんて言われるかもよ。

岸田さんいいこと教えてあげましょう。

「退職代行会社モウムリ」というのがあるそうです。今の時代、1か月足らずで退職してしまう若者たちが多いんですって。もっとも、一国の総理大臣が辞任を退職代行会社に頼めるわけないよね。傷だらけで退場か、二階元幹事長みたいに処分される前に高齢を理由に引退して息子に地盤を譲ることは出来ないしな。それに有権者は翔太朗には投票しないと思うよ。いっそのこと、「しょうもない太郎」に改名させれば知名度は上がるかもしれない。

C.F 島根1区の得票数:亀井亜紀子14388、錦織功政12206 僅か3万票の選挙区に日本の注目が集まっていたとは、啞然とした。でも島根県の人はいい判断をしました。国民が主権者であることを証明してくれました。

山本様、今日の文章はどうですか?いい出来栄えと自負しています。ちなみに山本様とは朝起きるとこの「編集雑記」に目を通すのが日課になっておられる根強い愛読者の方です。

(文責:岩澤信千代)