🗓 2021年12月29日
子供世帯の10万給付を現金給付かクーポンか、コロナ濃厚接触者の大学入試の取り扱いなど岸田内閣は修正の連続だ。
大学受験は文科省の独走か?官邸のグリップ力に疑問符がつく。アベノマスクは人気取りの安倍前首相が官邸・官僚などスタッフの甘言に乗ったような気がするが、今回の大学受験は文科省主導で、通達が行われたのではないか。アベノマスクの保管料6億円といい、次のことを考えて政策を遂行しているのか与党の力量が問題だ。おまけに与党の公明党の議員まで法令違反の口利きをして1000万を懐に入れている。
岸田内閣は人の意見を聞く内閣と銘をうっているが、結局は国民世論に従って軌道修正の連続である。アベノマスクは廃棄といううことで保管料はなくなるが、森友疑惑は「認諾」、「桜を見る会」は検察審査会の起訴相当に対し、検察は「不起訴」の結論を出した。安倍晋三が遺した長期政権の負の遺産と岸田政権は決別できるのか。
高市政調会長の発言をコントロールできるのか?官邸の指導力不足が原因である官庁の独走をコントロールできるのか。ワクチンに関しても河野太郎と比べて後任の堀内大臣は発信力と国会答弁に難点がある。菅前首相と違い岸田首相はボキャブラリーがしっかりしているので、相対的に安定しているように見えるから内閣支持率が上昇しているだけだろう。
(文責:岩澤信千代)