🗓 2024年02月01日

 今回初めて知ったが国交省が主管なのだが「道路啓開計画」を作成することになっているという。防災基本計画の中にあるが北陸地方整備局は怠慢で作成していなかったようだ。総務省からも再三言われていたが作っていなかった。啓開計画とは災害があったときに道路をどうやって復旧させるかの手順のことだ。作っていなかったので手順がわからず、後手に回り道路の復旧が遅れてボラティアーが現地に入れないらしい。

 石川県の馳知事がインタービューに応えていたが「知らなかった」という。石川県の防災のことを真剣に考えていたなら、県民の命を考えていたなら、部下の報告がなくても知事として認識すべき事柄だろう。本当に大事な時に無能な知事を石川県民は選んだものだ。よく言われるが「知らないでは済まされない」レベルの話である。

 時間が経つにつれ悲劇が伝わってきた。妻と3人の子供を失った男性が出ていたが何とも言いようがない。道路で救援部隊がすみやかに移動できれば助かった命もあったかもしれない。道路の寸断が致命的であり救急車が通れない、支援物資を持っていけない。地震は天災であるが道路啓開は人災である。道路管理者は国と石川県である。馳知事は殺人者ではないのか。

(文責:岩澤信千代)