🗓 2024年02月21日

 立憲民主党の梅谷守衆院議員(50)=旧新潟6区、当選1回=が地元の新潟県上越市であった複数の会合で日本酒を配っていたことがわかった。公職選挙法は政治家による選挙区内での寄付を禁じている。梅谷氏は20日、配布を認める一方で「会合の対価という認識だった」と述べ、寄付には当たらないとの考えを示した。

 地元関係者によると、梅谷氏は1月14日、町内会のどんど焼きの会場を訪れ、町内会長の男性に「これを神様に」と言って、のし付きの日本酒の一升瓶を袋に入った状態で手渡したという。参加費は不要だったという。

 心情的には町内会に日本酒1本くらい提供するのに問題があるとは思えない。確かに法律違反になるのだろうが。どこの共同体でも少ない予算で催事を運営している。慰労会の予算もままならい。私も町内役員を足掛け7年務めたので酒一本の差し入れでもありがたい。それが投票に即結び付くものとも考えられない。有権者も酒一本で買収されると思っていないだろう。葬式に出席しないで秘書に香奠を持っていかせた菅原議員とは犯罪の中味が違う。この程度の差し入れならば匿名を条件にして認めてもよいのではないか。法を改正すればよい。祭りなど日本の伝統を継続させるなら日本酒1.2本の奉納に目くじらを立てる必要はない。

(文責:岩澤信千代)