🗓 2025年01月03日
青山学院が総合優勝を飾った。今回はじめて原監督の奥さんが胴上げで宙に舞った。
私は国学院が優勝するものと思っていた。敗因はエース平林の不調が最大の原因であろう。優れた選手が数名いるくらいでは箱根駅伝は勝てない。10人の総合力がものをいう。Uチューブで国学院平林主将のインテビューを見た年末に集団インフルエンザにり患したらしい。同じく「襷をつなげ」(作詞:相川七瀬,作曲:コンプ)を歌う国学院陸上部の壮行会も感動した。ちなみに作詞は国学院在学中の相川七瀬で箱根駅伝にふさわしい曲であった。この歌が近い将来国学院優勝の後押しをするような気がする。相川七瀬はウイキぺデイアで見るとかなりの才媛だ。国学院の成績優秀者に選ばれており、現在は大学院生だ。こんな人がいたんだ。知らなかった。
今回の特徴は4校によるシード権争いが熾烈だった。初めて見た激戦だ。名門順天堂大学が7秒差で脱落した。わずか1秒差で予選会を勝ち抜いたが本選では7秒差でシード落ちした。
テレビ中継で感じたのは沿道にいるファンの多さである。過去最高ではないのか。数十人いる部員の中で走れるのはわずか10人である。青山は65人早稲田は35人だ。熾烈な競争を勝ち抜いて駅伝に出場できる。出れなかった選手にも家族や知人の応援が背景にある。その中で実力を監督にアピールできなければ出場はかなわない。
東京大学の八田秀雄教授が給水をしているのがほほえましかった。東京大学の大学院生が箱根路を走ったのだ。これも珍しい。その前を東大3年生秋吉拓真が走った。東大リレーだ。昨年大相撲で東大卒の力士が誕生した。すでにプロ野球選手も輩出しているが東京大学に駅伝のイメージはなかった。
国学院は優勝できなかったけど堂々の3位で新しい大学の歴史を作った。立教大学の63年ぶりのシード校の夢はかなわなかった。毎年、各所でドラマが起こりと新記録の出現が人々の心を動かす。101回目にして青山学院の走破記録は箱根駅伝の記録を塗り替えた。進化する箱根駅伝。新たなる100年の歴史を作る初年度となった。
余談だが東大3年秋吉琢磨の六甲学院高校の先輩が顕彰祭に参加するそうだ。
(文責:岩澤信千代)