🗓 2025年06月03日
ついに悲しい別れが来た。我々の子供のころの合言葉は「巨人・大鵬・卵焼き」だ。巨人と言えば長嶋だ。天覧試合のホームラン。ここぞというときに打ってくれる。守備も華麗だ。あそこまでしなくてもというかっこいいフォームで一塁に投げる。
脳梗塞で倒れてからも、たまに映像で見れたが、もう過去の栄光の姿でしか見れない。代わりに高級寿司屋経営失敗の一茂が活躍するのだろう。チサ子嬢との丁々発止は面白い。
個性的な俳優もいなくなっている。今Uチューブでサスペンスドラマを見ているが、懐かしい顔が出てくるとホッとする。がそのあとこの人、生きてるんだっけ?とふと頭に浮かぶ。
大谷と比べ長嶋は偉大な選手とは思えない。大谷ほどの大記録もない。しかし長嶋の長嶋たる所以は太平洋戦争で負けた敗戦国日本を全国津々浦々元気にさせたということだろう。あの時代には長嶋ははいなくてはならない存在だった。
ありがとう、ミスター。
一方で宮城野親方(元白鵬)の相撲協会退職が報道された。不世出の横綱の退場は寂しい。相撲協会では慰留したと弁明したがすべてむなしい。日本に帰化したが、ファンを喜ばせあるいは失望させた大横綱が去っていく。
夕方のニュースを見たら、「ミスタージャイアンツ」でなく「ミスタープロ野球」と紹介されていたことを申し添える。
(文責:岩澤信千代)