🗓 2019年11月12日
会津の先人との約束(絵手紙)
樋口副会長より連絡があり、「子供たちの作品展が「稽古堂」で開催されており、新島八重が取り上げられている。」とのことで11月11日午後に妻と見に行ってきた。さらりと一回りしたが、特徴的なのは「ひいじいちゃんへ」「天国のばあちゃんへ」とか自分を可愛がってくれたあるいは現在可愛がってくれている近親者宛の絵手紙が多いことである。これは当然なことで、「日新館童子訓」の神髄である三大恩の一つは「父母への恩」である。自分を慈しみ育ててくれている父母(あるいは祖父母)に対する恩を知らずして他人を顧みる気持ちなどさらさら湧かないであろう。これはこれで良しである。
次の特徴は野口英世あての絵手紙が多い。日本人の理科力の低下が叫ばれて久しいが、医聖野口英世のようになり多くの病人を助けようという志望は評価できる。
次に女性の先人はとみていくと瓜生岩子があり中野竹子もあった。しかし、断然として新島八重・山本八重が多い。勇ましいものが多く「八重のように故郷を守りたい」とかである。やはり、大河テレビの影響は大きく小中生に八重の名が浸透しているのがよくわかる。
私の子供のころは「巨人・大鵬・卵焼き」であった。
新島八重顕彰会を7月に立ち上げたときには年内100名くらいで立ち上げられたらベターかなと思っていたが11月中旬でゆうに150名を突破した。個々の名前を挙げればキリがないが多くの賛同者に支えられて身が引き締まる思いである。
各人が顕彰会に期待するものが一様でないことは当然であるが、進路に迷ったときには「八重さんだったらどうするか?」に立ち戻ることとしている。
「京都にキリスト教の学校を作ることは比叡山を琵琶湖に投げ入れるのと同じくらい無理な話だ。」と言われ、その当時、寺院・神社の従事者8000名と言われた京都にキリスト教の学校を立ち上げた新島襄・八重夫妻には前を向くこと以外の選択はなかった。八重顕彰会は、既存の概念に惑わされず前進してまいりますので何卒ご協力ご鞭撻のほど宜しくお願いします。
尚、個々の作品を掲載したかったのですが著作権上の対応が発生しますので割愛しました。
(文責:岩澤信千代)