🗓 2021年09月09日
「サナエノミクス」「三本の矢」とどこかで聞いたようなボキャブラリーが発出された。
報道関係者が「森友学園の再調査はするのか」質問し、「安倍前首相の忖度ではないか」「安倍氏の傀儡ではないか」と怒鳴り続けた。さすがに別の報道関係者が「やめろよ」と制止に入ったらしい。高市は「そこまでやじり倒さないでください。本日はありがとうございました。」と締めくくった。質問した報道関係者は敵対する候補者の回し者だったかどうかは不明であるが、会見は高市にとって最初の躓きになった
いみじくも、この記者会見で今度の自民党総裁選は親安倍か否かの対立構図であることがあぶりだされた。歴代首相が苦慮してきた靖国参拝が高市は本当にできるのか。一国の首相と大臣では重みが違う。
長期政権の悪弊を遺した安倍晋三の信任投票のような総裁選の姿が見えてきた。彼を決してキングメーカーなどにしてはいけない。森友学園問題では正義を信奉する善良な官僚が命を失っているのだから。
もう一つ不可解な報道があった。ガースーが今月下旬米国バイデン大統領に会いに行くという。誰かごますり官僚が設定したのであろうか?今更米国大統領と会って何を話すつもりだ?日本国内の政治力学により再任できなくなったことを説明に行くのか。1年の在任中オリパ開催やデジタル庁設置とか印鑑廃止とかそれなりの菅総理の成果だと私は評価している。
しかし、今後の日米関係は新しい指導者が訪問するのが筋だろう。レイムダックになったガースーが何故のこのこと米国大統領のところへ行くのだ?それもアフガン撤退の失敗や大洪水で人気急落中のバイデンと話して何か良いことがあると期待する方がおかしい。まったくもって不可解である。
(文責:岩澤信千代)