🗓 2021年09月27日
新横綱照ノ富士の圧倒的な強さでの優勝という結果に終わった。横綱昇格してすぐに優勝したのは双葉山・大鵬・貴乃花など8人しかいない快挙である。コロナで休場を余儀なくされた白鵬の空白を補うには十分な取り組みを遺した。
おらが福島の若隆景も9勝と奮闘した。帰り3役の期待も持てる。福島県出身の若隆景がいるからこそ大相撲が楽しい。ビールと若干のつまみを両手にテレビにかじりつくのが日課の15日間になる。やはり大相撲好きの母親のワインを用意するのが面倒くさいのだが。自分だけ飲んで観戦するのは親不孝といわれる。
今場所、一番の相撲は若隆景VS豊昇龍戦であった。見事に一本背負いで若隆景が宙に舞い土俵に沈んだ。応援する若隆景が負けたのだから不快になるはずだが、柔道の一本背負いのような見事な技は賞賛に値する。負けた若隆景に同情するよりも、豊昇龍の強靭なバネに驚いた。体が自然に反応したといううのが正しいのだろうか。わかりやすく、きれいに技が決まり相撲の技を説明するテキストに採用されるに十分な内容であった。「絵にかいたような・・・」という表現が当てはまる。残念だったのは最後まで優勝を争った妙義龍が結びの一番で照ノ富士と取り組みがなかったことである。日々の取組表は勝ち星の数とか番付をもとに取り組みが決められるが、今回はそれを優先したので優勝候補同士の取り組みがなく、照ノ富士の優勝は妙義龍の敗退で決まってしまった。肩透かしを食らったような気分になったフアンは私だけではないだろう。相撲解説者も言及していた。
福島ユナイテッドのJ2昇格と若隆景の大関昇進が私の最大関心事である。私は高校まではサッカーをやっていて1年生からレギュラーであった。在籍した会津高校は、会津地方ではいつも優勝していた。県大会に行くと郡山や磐城の工業高校や商業高校に一回戦で敗れていたけれども。今は息切れをしてサッカーは5分も持たない。高校当時長距離走出身のまったくサッカーのルールを知らない体育の先生が監督であったが、10年前帰郷したときにその方が県サッカー協会の会長をされていたのには驚いた。T先生という。
(文責:岩澤信千代)