🗓 2021年11月05日

会計検査院が発表したアベノマスクの保管料が6億円と聞いて、世情に興味がない女房が珍しく憤慨していた。その時、私も不審には思ったが今日のネットでそのからくりがわかった。はじめマスクの配送を日本郵便が引き受けたらしい。介護施設向けやその他が配送が中止になったため、郵送のみで事足れると思っていた日本郵便は残った8272万枚(115億円相当)の保管先に困ったらしい。それで保管場所として倉庫業者に委託し経費が増加したという。それで厚生労働省は経費削減で保管先を佐川急便に変更したらしい。日本郵政から佐川急便に移すのに段ボール代やラベルの張替えなどでさらに経費が膨張した。6億円の内、結果的に日本郵政への保管費としての支払いは5億円を超えたという。加えて持続化給付金の支払い委託を受けた「サービスデザイン推進協議会」に668億円で委託し641億円で電通に再委託され、それをまた再委託を9次受けまで繰り返し、延べ723社が関与したという。何社も中抜きを平気でやっている。公金横領に等しく犯罪に近い。

ただ言えることは周りを見ても誰もアベノマスクを使っていない。これほど税金の無駄遣いをした首相はいないだろう。安倍元首相とその取り巻き連中よ、大いに反省せよ。

そして、配布された何回でも使える布マスクより不織布マスクのほうが感染予防力は高いのが今は常識になっている。情けないと言うほかはない。

(文責:岩澤信千代)