🗓 2023年05月09日
来月行われる「櫻井よしこ講演会」の記念品である櫻井よしこ先生の「迷わない。完全版」が届いた。
107歳の長寿を全うされた母親から受けた愛情やこの国のあるべき姿などが書かれていた。驚くべきことに自身の離婚などにも言及されている。
その一部を引用する。
・・私たちの国、日本は戦後、長寿社会の道を選び、寿命を延ばし続けてきました。日本四季の豊かさに恵まれ、食生活から医療に至るまで、優れた伝統文化を維持してきました。お年寄りの知恵に学びながら共同体を維持し、文化を継承する仕組みも機能してきました。自分を後回しにしてでも困っている人を皆で助け合う「互助の精神」も根付いていました。伝統的な日本は高齢者に優しい国であったのです。・・・・
確かにそうなのです。会津松平家藩祖保科正之は領内の90歳以上の老人に亡くなるまで扶持米を供与しました。また領内通行の旅人が病気などになったら看病すること。自分たちで面倒を見ることができないなら代官に届け出るようにとの困っている人に援助するようにとお触れを出しました。
そして、日本の先人の中には「困っている人々」に無償の援助を差し伸べた人たちがいるのです。あまり知られていない人々を取り上げた未発表の原稿をある人から渡されました。一般に知られていない人々が多くの外国人のためにもろ肌を脱でいたのです。私はその原稿を見て感動し編集のお手伝いすることにしました。私は「不一・・新島八重の遺したもの」を以前発行しましたが印刷所任せにするととんでもない原稿になってしまうことを経験しました。その会社の校正をもとの文章にすべて直させました。私の伝えようとする意味がその会社の校正により死んでしまっていたからです。編集・校正はかなりの力仕事です。今月中に原稿を頂きますので1.2か月で公開できるでしょう。ここ2か月で50冊くらい会津図書館から本を借り読みましたがこれから出版される本と櫻井先生の本は本当に感動を与える名著ではないかと思っています。
(文責:岩澤信千代)