🗓 2024年02月20日
今日不思議なことが起こった。30年ほど前に骨董品市場で女物の茶色のハンドバックを買った。女房にプレゼントのつもりだったが女房はこの中古のハンドバックに見向きもしなかった。
ところが数十年ぶりにこの忘れられたハンドバックが出てきたのである。女房に見向きもされなかったので事務所の隅にしまい込んでいた。それがこの前紹介した欅づくりの火鉢が無くなったので事務所の後片付けをしていたら女房が発見したのである。しっかりした革製品である。表を開けるると中にまた小さな同じようなバックが入っている。女房に却下された後小さいほうのバッグは印鑑入れに使えるのではと思ってしまいこんでいた。20年経って女房の発見により再登場したのである。再登場したものの女房は相変わらず興味を示さないので今度は見える片隅に置いていた。
どういうわけか、今日、女房が引っ張りだしていじくっていた。そして「きゃあ」という頓狂な声を上げた。何事が起ったのかと女房を見てみると女物の柄模様のパンティと黒のキャミソールを握っていた。中に入っていたカバンは買う時に確認したが、その下のパンティまでは気が付かなかった。女房はパンティを見ながら「この元の所有者はおしりの大きな人だった」とかのんきなことを言っている。見た限りキャミソールは太った人が来ていたようには見えないスマートなものだ。パンティとキャミソールはすぐに捨てた。そしてもう一度聞いた。「このカバン使えば?」またもや答えは同じ。それでもビニール袋に入れて片隅に鎮座している。「興味ないなら隣の家の女房にあげるよ。」と言ったが返答なし。女房はどうするつもりだろう?いくらで買ったか忘れたが商品は本革で丈夫にできている優れものなんだけど。
(文責:岩澤信千代)