🗓 2024年03月05日

猪苗代小の吉野校長から謹呈いただいた「猪苗代小学校150年記念誌」を読んでいたら野口英世と旧友の写真が載っていた。その中に秋山姓があったので気になり調べてみた。秋山角弥とは血縁関係が無いようであるが、英世が医師を志した大いなるきっかけを作ったのが、秋山義次であることが判明した。太宰治の「走れメロス」ではないが、友情を重んじる気持ちは何ら変わらない。隠れた美談である。義次は長じて県会議員になったようだ。

吉村外喜雄のブログを紹介します。

・・・・皆の願いが通じて…手術はみごと成功…ゆ着していた指が自由に動くようになった。この時、手術に付き添っていた級友の秋山義次は、 清作の母に一刻も早く手術の成功を知らせたいと、25キロの山道をひた走りに走った。
手術の成功を祈って、神仏を拝んでいた母は、吉報を聞いて涙にくれた…。

長い間屈辱に耐え、悲しい思いをしてきた清作少年。この時、しみじみ人の情けを知ったのです。この手術が動機となって、 「将来医学の道を志そう…」と、強く心に誓った…この時、清作は16歳でした。・・・・

(文責:岩澤信千代)