🗓 2026年03月19日

 昔読んだ仏教の本で「ひろさちや」と阿純孝の共著を思い出した。嫁と母親が池でおぼれている。あなたはどちらを助けるかという問題である。母親は自分を生んで育ててくれた恩がある。妻は生活の支えである。さて、あなたならどうする?その本の答えは岸に近い方から助ける。ふーん、大いに納得した。

その本の中でタイトルの「和顔愛語」があった。いつも穏やかな顔で他人に接する。優しい言葉をかける。これがなかなかできない。私は家に入るとき靴にしろスリッパにしろつま先を進行方向に向けて脱いで上がる。

今日それが出口に向かって揃えられていた。そういえば長靴であれ、靴がいつも履いてすぐ出れるように並べられている。いつも女房が靴の方向転換をしてくれていたのだ。今日初めてそれに気が付いたのだがお礼が言えない自分を発見した。髭を剃れ、服装を変えろ、頭に櫛をかけろ、と口うるさく言う女房に辟易しているのだが、このようなことを黙々としている妻に対しては素直に従わねばと思い至った。でも、三日坊主だろうなあ。

(文責:岩澤信千代)