🗓 2021年02月02日
前に常陽銀行の前の駐車場にある大きな「青年賦」の看板について書いた。「この看板の製作者は自分以外の他の人も幸せにしたいのだろう」と書いた。
今日たまたま櫻井よしこ講演会の送迎で愛車レクサスを借りることになっているF君に連絡した。F君は本顕彰会設立時より会員になって頂いている。会員であるから会報が届いている。
「会報を見たけど、あれを設置したのは俺だ。」という。F君は不動産業を営んでいるが、前地主より土地を購入したときに設置したものだという。やはり大枚を投じたという。
敗戦後、マッカーサーと天皇が会談した場所にもこの詩が掲げられていたと初めて聞いた。てっきり「私はGHQの本部があった第一生命の建物の中か?」と言った。
調べてみると1945年9月27日に東京赤坂のアメリカ大使館で二人は面会している。確かに第一生命の建物の中は不自然であり、アメリカ大使館にこの詩の額がかかっていただろうと思うと何故かしっくりする。アメリカの駐日大使の誰かがこの詩を好んで飾ったと思えばそれなりにしっくりする。戦後処理で忙しいマッカーサーが天皇と会うためにわざわざ会談場所に持ち込んで飾ったとも思えない。
いずれにしろ、人種・言語を問わずこの詩の訴える精神は万国共通の普遍的な共感を持つものだろう。
皆さんも、通りかかったら前方不注意にならないよう味わってみてください。車をよそに置いて看板の前に立ち、読んでみてください。不思議と元気が出てきますよ。
(文責:岩澤信千代)