🗓 2025年05月08日
福島県によりますと、2024年度の県産農産物の輸出量は約900トンで、これまでの最高だった前の年度の2倍ほどにのぼり、過去最も多くなった。
このうち、コメの輸出量は800トンあまりと全国的に北米向けの輸出が好調なことなどを受け、前の年度の倍以上となった。(福島テレビ)
国内は「令和の米不足」なのに輸出が好調?トランプは怒るだろう。日本に米国の米をもっと買えと言ってるのに。米国産カルロースを輸出しても日本産輸出分と相殺されれば差し引き米国産輸出米分がなくなる。その分貿易赤字は減らない。
これが経済だ。米国向け輸出が伸びれば日本の農家は助かる。しかしその分国内に回る米は少なくなる。なぜ輸出が伸びるのか。日本産がうまいから?あるいは日本食ブームで寿司店などの米の需要が多いのか。最近では訪日外国人におにぎりが人気だ。おにぎりチエーン店がマクドナルドを凌駕するかもしれない。一方で米国産米が国内外食チエーン店で需要が高まっていて輸入は増えている。
考えていると頭がこんがらってくる。喜ぶ分と悲しむ分が裏表というのが経済だ。得な方得な方、うまいものはうまい方にお金が常に動いている。「経済は生き物」と言われる所以だ。
(文責:岩澤信千代)