🗓 2021年02月19日
本日の日経新聞にミャンマーの記事が出ていた。多くの僧侶がデモに参加しているという。
ミャンマーでは国民の9割が仏教徒である。男子は人生で一回は短期でも出家しなければいけないという。クーデターの首謀者ミン・アウン・フライン総司令官も仏教を重視する姿勢を見せていると報じている。
今回の軍事クーデターは今までのタイのクーデターとかと何か違うと感じている。第一に圧倒的な国民がアウンサン・スー・チー率いる国民民主連盟(NLD)を支持していることだ。タイのクーデターはこれだけの比率で軍に反対する勢力は見られなかったことである。またタイでは国王が替わり、現国王に人気がほとんどないので国民と軍の調整役が不在である。だから、タイのクーデターは起こらないよう願っている。
今回のミャンマーの軍事クーデターに歴史的前例がないのは、軍に対する支持が国民に全くないことである。
民意にそぐわない軍事クーデターが失敗したことの歴史的証明になるのではと密かに期待しているのである。
(文責:岩澤信千代)