🗓 2021年09月13日

自民党内では元首相の孫福田達夫らが中心になり党風一新の会が発足した。当選3回以下の衆院議員120名の内90名が集まった。この3回生以下の議員は、自民党が順風な時に当選したので、もとより選挙基盤が弱いという。

差し詰め、「落選したくない、当選したい会」のグループ名が適当だろう。自民党を改革して政治改革をするという大義だそうだ。総裁選でキャステイングボードを握りたいのが見え見えで、何か政策的なものが飛び出す気配はない。福田達夫、中川俊直、田野瀬太道、大野敬太郎、武部新、津島淳と二世議員が6人もいる。福田達夫氏の祖父 赳夫は61代首相、父康夫は第91代首相である。自民党の体質そのものである親の七光りどっぷりの人が代表世話人だ。

派閥内の意思統一ができなく派閥の長のグリップがきかないので気炎を上げているのだが、私には彼らが日本国の為に何をしてくれるのか期待できない。自分の当選を確実にしたいので、新総裁に衆院選挙の顔として耐えられる人に就任してほしいのだろう。おそらく決選投票になれば派閥の締め付けに降参して投票行動をするだろう。群れを作るのは気弱なシマウマが集団行動をとるのと同じで明確な国家ビジョンを打ち出せないのが関の山だと思っている。

ちなみに、参加者は細田派16人、岸田派13人、麻生派と竹下派が各10人、二階派6人、石破派4人、石原派1人、無派閥10人と広範囲にわたっている。

(文責:岩澤信千代)