🗓 2021年11月21日
サンデーモーニングで関口宏の発した言葉である。私も同感だ。逢坂誠二・小川淳也・泉健太・西村智奈美が立候補しているが、徳川家康・豊臣秀吉あるいは武田信玄・上杉謙信などの大将クラスにはどう見ても思えない。すなわち天下分け目の決選には役者不足ということだ。
黒田如水・山本勘助クラスの軍師クラスが登場といったところか。4人の会見を聞いていると、誰もが枝野前代表が推し進めた共産党との共闘には賛成か反対か明言しておらず歯切れが悪い。共産党の共闘が無党派層の立憲離れの原因でその票が維新に流れたのは間違いない。それが維新の躍進に結び付いた。この点をきっちり総括しないと来年の参院選も大敗するだろう。推薦人を20名二人25人二人集めているがそのまま代表選を行えば25名を集めた候補者同士の決選投票になるだろう。しかし、立憲民主党には人材がいないのだろうか。政権与党である自民党には大臣経験者や党務経験者が多くそれだけマスコミに登場しているので国民が人柄等垣間見ることができる。それに対し立憲民主党は与党期間が短く、桜問題も公文書改ざんも安倍元総理を追い詰めることはできなかった。ただ反対しているだけで所属する国会議員の知名度が著しく低い。国会質問で目立った辻元 清美は、秘書給与の使い込みを説明できず今回の選挙で見事に落選した。
「私は共産党とは組まない」と4人の内一人でも言ってのければ、国民の票は動く。1955年体制の社会党は土井党首が「山が動いた」といったっ時がピークであり、今は細々と社民党が命脈を受け継いでいるが風前の灯火である。立憲民主党も代表選びを間違えれば旧社会党のように負のスパイラルに落ちうる危険性がある。野党第一党から転落し、党派として立ち行かない可能性も出てくる。
それにしても立候補者の誰が代表になっても小粒だ。「山椒の実は小粒でもピリリと辛い」が、立憲民主党の代表は少しでも辛い味がするのだろうか。
(文責:岩澤信千代)