🗓 2021年12月21日
文書交通費の取り扱いについて今国会では、結論が出せなかった。月100万の文交費の日割には自民党も同意したが、領収証による使途公開や余剰金を国庫に返納するという野党案に自民党は拒否反応を示し臨時国会は閉幕した。自民党の窓口である国対委員長は、元パンツ大臣であり覚束ないのは当然だ。いつ馬脚を現わすかと心配されている御仁だ。来年の通常国会は日数も十分であり再度審議されるようだ。結論はわかっている。参院選を控え国民の常識を超えた自民党の暴論は低下するだろう。すなわち、自民党は白旗をあげるだろう。
何故、自民党が野党の正論に耳を傾けないかおぼろげにわかってきた。この文交費のおかげで国会議員は地元事務所と東京の事務所の人件費等能力経費を払っているようだ。ややこしいのは、国会議員の身分に関するものは与野党の合意が必要との慣習があるのだそうだ。長年に亘り与野党とも自分の収入に関しては聖域としてきたのだ。税金を自分たちの都合の良いように使うための仕組みだ。
領収証が要らなければキャバレーの飲み食いに使うこともできるし、愛人を囲ってお手当てにすることもできる。国民を幸せにするために政治活動に使うのは国民も大歓迎であるが、政治家個人の欲望のために血税を使われてはたまらない。
ここには岸田総理のリーダーシップは出てこずだんまりを決め込んでいる。聞く耳を持っていることは「検討する」にいつでも変換されていて中身が見えてこない。「新資本主義」の内容をどれだけの国民が理解している?「新」という言葉は物事をあやふやにする危険性を孕んでいる。
改めていうが来年の参院選を控えて自民党は野党案を受け入れるだろう。野党案が正しいからだ。自民党は早く降参して野党案を丸呑みすればよい。司法で使われた「認諾」という見本があるではないか。
(文責:岩澤信千代)