🗓 2022年04月30日

米国で調査したところ17歳以下の75%、全体では58%はコロナの抗体を持っているという。どういうことかというとコロナに感染し症状がないまま、自然治癒力で各自が直して抗体を持ったいうことです。4回目のワクチンの接種うに日本政府は躍起になっているが、インドのように感染者が抗体を持つに至った政策の方が効果的ではないかとも思われてくる。

しかし、私の家の近くの親戚の叔母は施設のクラスターで亡くなった。重症化して死に至るというのがやっかいなもんだ。B1B2に替わる感染力の強いオミクロン株の変異株があらわれているという。厄介なウイルスが現れたものだ。

話は替わるが、知床の観光船沈没は沈没は痛ましいものだ。学生時代女房と二人で北海道1周の旅行をしたことがある。生まれも育ちも違うので喧嘩ばかりしていて非常につまらない旅行であった。少なくとも3度以上、旅の中断の危機があった。しかし色々なことが旅にはつきものでカニ族出来ていた関西の学生とユースホテルで会い意気投合したのだが、広い北海道で釧路湿原近くで列車で再会しお互いに驚いたことがある。知床では観光船に乗り魚を撒くとカモメが寄ってきて、確かに記憶が残る世界遺産と感動したことを覚えている。当時は世界遺産ではなかったが。この人災には納得できない国民も多いことだろう。

遭難者の中に会津出身の方がおられた。実情がわかるにつれ痛ましさがひしひしと伝わってくる。会津地方のみならず手広く展開しているスーパーマーケットの御曹司で一人っ子。父親は私の高校の3学年下級生で、会社の経営にも深く関与していた専務である。なかんずく、地元活性化に積極的に取り組んでおり、老舗の酒造会社とワインの製造に取り組んでおられた。将来の会津地方に十分貢献できるはずの人材であった。29歳の将来が無能な経営者の為に失われるとは。

遺体が安置されている場所の献花台に花も持たずに手ぶらで弔問するほどの低能な社長である。マスコミで報じられ改めて花を持って訪れたが、周りに手ぶらを注意する部下もいないというお粗末な方である。

プーチンといい、この観光船の社長といい、世界には人災が人命を簡単に奪っているものがいるのは嘆かわしい。

(文責:岩澤信千代)