🗓 2024年01月29日
岸田派解散は、追いつめられた最高権力者岸田文雄の窮余の一手だった。「そこから岸田首相は「無敵の人」と呼ばれることになった。次の総理を作ってキングメーカーを目論んだ麻生・茂木連合は慌てふためく。派閥を解散しないと言ってるが、櫛の歯が欠けるよう1人・2人と脱会者が増えてくるのではないか。
「もっとも動揺しているのは、麻生に次期総理へと押し上げてもらうはずだった茂木だ。国民からの人気がゼロに近く、派閥内の基盤さえ心もとない茂木は、麻生の後ろ盾だけが頼みだった。」(現代ビジネス)
茂木の会見を聞いていてもふてぶてしい印象を受けるだけで「おらの総理大臣」になってもらいたいという国民は少ないだろう。「国民の人気がゼロに近く、」という現代ビジネスの評価は当たっている。人間味が感じられないのだ。田中角栄には人情が見えた。それが茂木には欠如しているのだ。欠点をさらけ出してこそ、その人の力量がわかるものだ。いつも優等生面をしている。憎らしさだけが目に残るのだ。
おじいちゃんの葉巻ならずハット(帽子)でうけようとした麻生のお坊ちゃんの念力も消えかかっている。人を食ったような話で物議をかましてきたが、力の源は宏池会から派生した麻生派である。
気になるのは人事で派閥の意見は受け付けないと刷新本部でまとまりそうだが、総理に人事権が集中するということで副作用も考えないといけない。総理一人が3.4百人の自民党議員の力量が判別できるのか。そんなの無理だろう。適材適所なんて夢のまた夢である。出身大学とかで決めるのかい?法律知識とか十分な人材をどう探すのだい?当選回数で色分けしてピックアップするのかい?連座制も導入しないとなれば何が「刷新」かわからない。「国民目くらます本部」と名称変更したらどうだ。
(文責:岩澤信千代)