🗓 2024年03月07日

SmartFRASHによると

「そこで本誌は今回、実際の選挙に多く携わる選挙プランナーの松田馨氏に、6月解散時の衆議院選挙の議席予測と、注目選挙区の当落予想を依頼。

その結果、予測された自民党の獲得議席は、単独過半数を超える「244」。与党の公明党と合わせて「266」は、絶対安定多数を上回る完勝となった(全政党の獲得予想議席は表4に)。

「ポイントは3つ。まずは今国会で、政治資金規正法の改正がおこなわれ、政治とカネの問題がひと段落すること。

2つめは好調な経済。株価は史上最高値を更新し、賃上げや夏のボーナスアップの報道も増えるでしょう。

3つめは小選挙区での野党候補の乱立。政権批判票が割れるため、与党候補が競り勝つ選挙区が複数あります」(松田氏)」

選挙プランナーというのがるらしい。自民党が安定多数をとると予想している。3つ理由を挙げているが3の野党の支持率が上がらないことと自民党への批判票が結集されないということであろう。すなわち、この予想では自民党に鉄槌を加えることはできない。赤ベンツ議員のような当選者もふるいにかけられないという予想である。この予想を見たら、4月に外交で点数が稼げるかもしれない岸田首相は6月に解散選挙をやるかもしれない。地方には〇〇議員を囲む会が数多くある。議員と何かにつけて飲ムニケーションを図っている。おらが先生はキックバックに名前が挙がっても応援スッペ。立憲民主党の議員に頼んでも政権党でないから何も実現できねべ。

 テレビで有名になった塩谷座長、松本剛明など落選予想の議員もいるが赤ベンツのような程度の低い無名議員は混じりこんでくる可能性は高い。問題は自民党に投票するでもなく野党にも投票せず、つまり投票所に行かない国民が多いことに問題があるのだ。自民党は下野しなければまた同じざる法を作り続けるだろう。党のガバナンスで会計責任者が起訴されれば議員を除名するとか謳っているが党の処分は幹部の意向で何とでもなる。その規則があればある程度の抑止力にはなるだろうが、連座制よりは甘い。岸田首相は自ら政倫審に出て予算通過の道すじを作り、キックバック裏金スキャンダルを幕引きする算段だ。派閥がなくなれば親分の顔色でなく任命権者の首相の顔色をうかがう議員が増えるだろうなあ。それで首相の側近も威張りちらし、側近政治が出現するかもしれない。田沼意次の時代のようなものが出現するかもしれない。平議員よりも総理秘書官とかがのさばる時代の「虎の威を借りる狐」の到来が目に見えるようだ。派閥解消は自民党総裁に権力集中ということに繋がっているのだ。総裁の暴走を止める役割もあったのだ。派閥の領袖が総裁選の票を握っていたから、ある程度その意見を聞かなければなら無かった。日本の選挙も米国共和党予備選のトランプ圧勝と同じく予想通りの自民党圧勝になるのか?

(文責:岩澤信千代)