🗓 2024年03月24日

 茂木健一郎氏は宮城野親方追放は相撲協会にとって禁じ手だと言っている。昨日も宇良が勝ったと思った瞬間物言いがつき、髷をつかんだということで反則負けした。私もテレビで見たが宇良の手が平手だったら髷をつかんでいないことがわかるが、手を握っていたので反則と判定されたのは仕方がなかった。茂木健一郎氏は宮城野親方追放は髷をつかむ禁じ手と同じだと言っている。

 部屋の力士の指導は不十分だったのは認めるが、テレビの解説を聞く限り、相撲を良く知ってるし取組み力士の心理状態も良く把握しているように見えた。前人未到の優勝記録を作った大横綱である。私も昨年国技館の升席で相撲を見たが、隣の升席は外人グループで一生懸命声を上げて応援していた。大相撲は国技でありかつ国際化の中にある事は明白だ。

 外国出身だからと言って、力量のある力士を追放するなんていうことは、まさに江戸時代の村八分と同じ発想だ。人間は失敗することがある。それを乗り越えて人類は進歩してきたのではないか。白鵬の指導力・管理不足は認めるとしても敗者復活戦出場の道は閉ざさないでほしい。元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方と並んで、理事長候補筆頭と言われる浅香山親方の元へ力士が一括移籍できるようになれば素晴らしくいいことだ。問題は部屋付き親方になる宮城野親方のふるまいだけが問題だ。当分解説者としてNHKに呼ばれることがないのははっきりしている。

(文責:岩澤信千代)