🗓 2024年03月29日

森前首相の関与の疑いが濃くなり、いよいよ森キロウの国会招致の議論となった。安倍派幹部で一人切腹して全藩を救うなどという人物が現れなかった。結局、処分は4月の「お上の御達し」を待つことになった。肩書トップの塩谷座長が「俺が腹を切る」と言って議員辞職をすれば沈静化したものをだらだらと日を経るにつれ斬首の刑を数人が言い渡される羽目になりそうだ。おまけに森前首相も引っ張り出されそうだ。

 検察審議会で再審が決定すれば、検察は再捜査をしなければならない。その時、安倍派幹部は正念場となる。判断が先延ばされたことで自分たちがどんどん不利になってくる。

しかし、岸田首相の聴取で誰が森キロウの関与を白状したのか気になるな。経緯を考えると森喜朗に嫌われた下村博文のような気がするが。佐藤章氏も下村博文と断定していた。

一方でキックバックの鎮静化は野党にとって好ましくない。「自民党は悪い」と反対すれば選挙で批判票が取れる。打ち出の小づちを離したくない。一滴の水が岩を打ち砕く展開になってきた。水の流れを変えれば洪水にならなかったものを。武田信玄の治水工事を勉強したものはいなかったのか。会津藩のように切腹して、殿様の命を守った萱野権兵衛のような忠臣ははいなかった。

 誰も老醜の森キロウなど見たいと思っていないと思うよ。視聴率40%くらいいけばテレビ局も喜ぶだろうが、蜃気楼より大谷の方を心配してる人多いよ。もとより、政治収支報告書不記載という軽い罪が、税金のかからない裏金を作って、使途不明金を大量に発生させているのではないかと疑惑が広がった。そして自民党はぐちゃぐちゃになりつつある。国民にとって重要関心事はイワシの値段とかトイレットペーパーの価格とかが重要なのだよ。地に着いた政治をやってくれよ。長谷川岳のように飛行機でふんぞり返っている議員を当選させては駄目ですよ。太宰治の言葉を借りれば「人間失格」な人ですから。

(文責:岩澤信千代)