🗓 2024年04月18日

 日本から招かれたのは、国際的にもファンが多い音楽ユニット「YOASOBI」、そしてアメリカからはジル夫人お気に入りの歌手ポール・サイモン氏だった。代表曲は「恋人と別れる50の方法」、デュオ「サイモン&ガーファンクル」の「サウンド・オブ・サイレンス」。

 ただ、その代表曲「サウンド・オブ・サイレンス」は、世界中の観客が涙したとされる最後の場面で流れる物悲しい主題歌だ。しかも、日本側は「YOASOBI」だったため、同行記者団の間では「両首脳は“夜遊び”の果てに、秋には共に(大統領と首相から)“卒業”するとの未来を暗示している」との皮肉めいた反応が語られていたとされる。(東洋経済オンライン)

 岸田首相は米議会で演説しジョークが受けてスタンドオベーションが起こったようだが、伝えられるニュースを見る限り、何ら国策に良い意味のものは伝わってこない。バイデン・岸田の目論見はいずれも選挙対策だけでなかったのか?

 派閥解消は自民党執行部と総裁の権力集中が進むのと同じことだ。派閥の長と総裁の駆け引きで独裁を防ぐ意味では有効であった。内閣支持率低迷でも岸田首相は再選をあきらめていない。このままで再選は大丈夫と思っている。何故なら総裁選の時に他の有力候補が現れなければ、大臣になりたい奴とか自民党の要職に就きたいと思っている輩は勝ち馬に乗ろうとするから、強いライバルが現れない限り再選も可能だからだ。補選3選挙区で3敗しても、すでに予想されているからサプライズにならない。岸田首相にとっては想定内なのだろう。麻生・茂木連合が出来ても総裁選では勝ち馬に乗る行動が優先される。人望のない茂木・石破に誰がついていくか。小池は自爆し強力な対抗馬は見当たらない。

 私は腐ったタイより上川陽子氏に総裁資格ありと思うのだが皆さんはどうだろう。英語も堪能で国際性もあるし、実務実績もあり、やることなすこと何も結果を出せない河野太郎より数段上だ。ただ一つ難点は旧岸田派であることだ。また宏池会かと反発が出る可能性がある。それと麻生太郎が余計な事を云った。岸田に対する牽制球として使ったのだろうが、麻生が応援するなら俺は降りるという議員も出てくるはずだ。大体レースにはテレビ馬がたびたび登場する。競馬の先行馬だ。スタート直後から快調に飛ばすのだがゴール直前に失速してしまう。

 小池百合子がまさにそうだ。東京15区補選に鞍替え出馬して自民党総裁を狙うとまことしやかに報道された。ところがどうだ。経歴詐称疑惑が蒸し返され、補選出馬どころか都知事選の勝利も危うくなってきた。選挙応援にいっている乙武氏が票の獲得数が少なかったら、自民党総裁どころか都知事の椅子迄危うくなるだろう。チャンスは一度希望の党旋風の時にあった。排除発言がなければ大旋風が起こり自民党から政権奪取の可能性もあった。東京五輪はなんとなく問題含みながらやり遂げたが、都知事として都民のために何をした?確たる業績もない。

都民の目は7月選挙の結果に出てくる。カイロ大学卒業の問題もますます活発化して報道されるだろう。立憲の皆さん、候補者を間違えなければ都知事を奪取できるよ。

(文責:岩澤信千代)