🗓 2024年06月18日

 維新は衆院で賛成した政治資金法改正に参院では反対するという。馬場代表が岸田首相と代表会談で合意した内容【調査研究広報滞在費(旧文通費)の使途公開】を反故にされたからという。合意内容に期限が明示されていなかった。自民党は今国会では間に合わないと突っぱねた。小僧の使いに成り下がった維新の馬場代表は引っ込みがつかなくなった。岸田文雄首相に対する問責決議案を参院に提出する方向で調整しているという。契約書に期限はつきものだが騙された。岸田首相を嘘つきとののしった。きれいに着飾った芸妓に騙された好色の男は多い。これとあまり違わない。

 もとより大阪万博言い出しっぺの維新は迷路にはまった。万博の経費を大阪府民が負担するとすればゼロ歳児も入れて一人40万の負担になるという。国の税金で賄うしかないのだ。だから、馬場代表が自公維連立して万博大臣になるという冗談が出てくるのだ。パビリオン建設を中止する国も多い。万博がうまくいかなければ風あたりが強くなる大臣に本人はなりたくないだろう。大臣手当と本人の胃の粘膜の損傷を比べれば金より命だろう。

 もとより維新は名前だけは勇ましいが大阪府を大阪都にするというだけの政党である。もとより日本国のリーダーになるという崇高な理念はない。橋本弁護士は早くからそのことに気が付いたのだろう。離脱するのも早かった。地域政党から国政進出を果たそうというのがどだい無理な話なのだ。自公と連立を組むのは墓場への道だと主張する吉村知事の意見はおそらく正しい。

惜しむらくは吉村知事が、馬場代表に反旗を翻せるかである。喧嘩して分裂する心構えは出来ないだろう。

 また、「派閥がしゃべるなと言った」と発言し時の人となった宮沢元代議士がコメンテーターでテレビに出ていたのにはびっくりした。パパ活の方が受けるのではと思うくらいインパクトのないコメントだらけだった。不祥事を犯した議員の出演料は値切れるというテレビ局の論理からか。

※参考:また、国民民主党の玉木雄一郎代表も会見で、「合意を結んだ相手に問責決議案を出すのは、結んだ自分にも責がある。問責の矢は維新の執行部にも向くべきではないか」と話した。(朝日新聞デジタル)

※参考:他党も冷ややかだ。国民民主党の玉木代表は18日の記者会見で「(合意を)文書で結んだ以上、文言が全てだ」と指摘。立憲民主党幹部は「衆院で賛成に回ったことが世論から予想以上に批判され、慌てて方針転換したように見える」と突き放した。(読売新聞)

(文責:岩澤信千代)