🗓 2024年12月18日
自民・公明・国民民主の103万の壁協議がわずか10分で決裂した。さもありなん、鳴り物入りで躍進した国民民主の目玉が103万の壁で178万に引き上げることが至上命題である。それを20万くらいでごまかされたらせっかく得た国民の人気が急速にしぼむ。あまりにも自公の態度がひどいと立憲民主など野党と結託して内閣不信任案を提出して政権交代をやるしかない。一方で自民党は国民民主を怒らせたら、間違いなく石破内閣退陣・参院選挙大敗北となるだろう。
当初噂に上った150万が落としどころか。まだ記憶に新しいが維新の馬場代表は自民党との合意文書の不備で、衆院では自民党に賛成し、ごまかされたのに気が付いて参院では反対に回った。自民党からすれば国民民主などは赤子の首をひねるようなものと思っているだろう。
はじめから予想されたことだ。国民民主はエロ党首の役職停止状態でどこまで戦えるか。国民も自民党の対処の仕方を注視している。かろうじて石破内閣の支持率が回復しているのは、国民民主の提案に少しのっているからだ。自民党税制調査会には税金に通じたインナーと呼ばれるグループがある。インナーは税制を熟知しているだけに手ごわい。国民所得が増えれば消費行動に回り景気が良くなり税収が増えて好循環になると国民民主は主張するのだが、壁を上げると地方に税金が回らなくなると脅しをかけている。だから地方の首長は反対、反対だ。
さてさて自公はどう出るか?公明党も最盛期900万の票を集めたがこの前の選挙は600万票と凋落が顕著だ。どこかで自民党と道をたがえるか、自民党は公明党と決別するのか。国土交通大臣は公明党の指定席だ。指定席の放棄も難しい。自公を少数与党に追い込んだ国民は賢いのだ。
何のとりえもない二階のボンボンを落選させたのも和歌山県民の良識だ。そのボンボンが銀座のクラブのオーナーママと不倫だと。もう議員は無理だろう。職探しを始めたらいい。親父が50億どこかにしまっていれば話は別だが。
(文責:岩澤信千代)