🗓 2025年03月31日
官民ファンドの旧・産業革新機構、現在のINCJは、2009年にベンチャー企業の育成や事業の再編・統合などを目的に設立されました。
これまでに、液晶メーカーの「ジャパンディスプレイ」や、半導体メーカーの「ルネサスエレクトロニクス」、有機ELパネルメーカーの「JOLED」に出資するなど多くの企業の経営支援を行ってきました。
ファンドは31日、活動の期限を迎え、これまでの投資件数は144件、投資額は1兆2900億円余りに上りました。去年3月末時点で投資を回収できた金額は2兆2490億円で、最新の収支でもプラスが確保できる見通しです。(NHK)
また、SBIホールディングス は7日、傘下のSBI新生銀行が抱える約3300億円の公的資金の返済手段について政府と合意したと発表した。
税金を使った支援で国家の資金は回収できている。しかしジャパンデスプレイなどまだ赤字続きだ。つぶした方が良かったかもしれない。ただし、従業員の雇用は守れた。JOLEDなどは民事再生法が適用された。課題は残ったがノウハウの蓄積は残る。
(文責:岩澤信千代)