🗓 2019年09月25日
パイナップルNO.2
下郷町「なかい」・・・・ソバ屋
食に関するコーナーの命名を何とするか迷ったが、「食は文化なり」では新鮮味に欠けるし、やはり八重さんに関わるものにしようと思い、「パイナップル」にした。八重さんが食べすぎて「七転八倒」したパイナップルを選ぶ。八重さんに笑ってよいのか同情すべきか、判断に迷うところがミソである。
さて、第1号に白河の「林養漁場」のランチを紹介したが、会津への帰り道、下郷町の大松川(会津藩政時代に色々なことがあり、歴史上有名な土地)を通りかかった。以前に女房と訪れたのだが2回とも休日であった。高校同級生のK君が旨いと言っていたので、気になり訪問したのだが、不発に終わっていた。
孝会計幹事に「そば」が食えるかと聞いたところ、そばだったら食えるかもしれないとの返事だった。「そしたら、1つ頼んで半分ずつ食おうか。」ということになり、お店に入った。運よく開店しており、店主にも会えた。
「新島八重顕彰会」を設立したことを伝え、会員になればと勧誘したところ「実は、山本覚馬の大ファンだ。」と言って、即入会して頂いた。我々は、そば1皿を半分ずつ食べて味見をして帰るつもりであったのだが、一転「天ぷらそば」を2つ注文したのは当然である。
店主の佐藤淳一氏は、教師を退職されてから、ソバ屋を始められた。そのそばのこし、香り、いずれも素晴らしい。地元名産の「じゅうねん」(えごま)にそばつゆをまぜて食べる。
今年の4月に佐藤氏は会津史学会の総会で下郷町の街道の歴史などを講演された。実は史学会員の私は、歴史の好きな孝君を誘って講演を聞きに行ったのである。だからお会いするのが2回目なのであるが、史学会で名刺交換した時、下郷町出身の芥川賞作家室井光弘君(会津高で同クラス)やJALの役員を務めたS君や紹介してくれた下郷町商工会に勤めていたK君など同年齢の為、既に打ち解けていたのである。
佐藤淳一氏は、地元の歴史に造詣が深く文化財保護指導員などをつとめられ、かつ写真家でもあり、また地元の行事「会津中街道ウオーキング」や「ロングトレイル」などに積極的にリーダーシップを発揮しておられる。
パンフレットを掲載するが、最高のそばと最高の食材をコラボして最高の料理を提供している。
(文責:岩澤信千代)