🗓 2021年09月14日
総裁選の功罪の功についてはいい兆候が出ている。国土防衛で敵基地攻撃能力を持つか、それともミサイル防衛を基本に据えるか、靖国神社に首相として参拝するか、北朝鮮の拉致問題との向き合い方などそれぞれの候補者の考えていることがあぶりだされてきている。まだ北方領土の問題に言及する話は出ていないが、これはマスコミが質問しないからか。
以上、我が国の行くべき姿の論争であり、今までにない総裁選の功績である。前回の菅首相は見事に国民不在の派閥力学で決まってしまった。特に国防力の脆弱さは、本顕彰会の名誉顧問櫻井よしこ先生が繰り返し警告していることである。国際的なパワーバランスは理念だけでは構築できない。
功罪の罪については、実際の総裁選で選出するプロセスを見ないとわからない。旧態依然の人物本位ではなく派閥力学で総裁が選出されれば国民の失望につながる。
(文責:岩澤信千代)