🗓 2021年09月29日

29日の自民党総裁選は、マスコミの事前予想通り波乱なく岸田文雄氏に決まった。今回は報道各社の読み通りで選出されて驚きのない結果であった。意外感があったのが第一回目の投票で高市氏114名、野田氏34名という国会議員の得票率である。野田氏などは推薦人20名からほとんど支援が拡がっていない予想だったが、追加で14名の同調者を獲得した。これは二階派の応援か無記名なので分からないが、高市氏と合わせて女性パワーに驚かされた。党員の人気がない岸田氏を知っていて第一回投票で票を分散して決戦投票に持ち込み、岸田優位にたたせる安倍晋三が深謀術数を使ったのか。高市氏を祭り上げたのは安倍晋三の初めからのストーリーだったのか。

岸田氏は森友学園の再調査はしないと言っているので安倍晋三の意に沿っている。善良な官僚の死を無駄にしないためには健全な司法制度が我が国にあることが必要である。裁判官の健闘を祈るしかない。

さて、イベントは終わった。党役員人事や内閣のメンバーはどうなるか?論功行賞の派閥人事になるのか、それとも、仕事師内閣になるのか。衆院選の国民の投票行動は、それを見て大きく動く。

岸田氏よ、心して政務に邁進されよ。

(文責:岩澤信千代)