🗓 2021年10月27日

配布された時から大きさが小さくマスクの役割を果たせないと不評だった安倍前内閣が配布した布マスクが8200枚、115億円分が余剰として残っている。それにもまして余剰分の昨年8月から今年3月までの保管約6億円の上るという。会計検査院の検査で判明した。

コロナ対策で首相がヒットを飛ばそうと目論んだのだろうが、単なる税金の無駄遣いであった。

私のところへも配送された記憶があるが、封を開けず、どこかに行ってしまった。

首相の取り巻きが提言した可能性があるが、費用対効果を考えてストップをかけるブレインがいなかったことと、的確な判断を下すことのできる安倍首相ではなかった。そういう状況の中で今回行われた自民党総裁選挙で安倍前首相は高市早苗を応援し、キングメーカーよろしく岸田内閣人事にも影響力を行使した。

桜を見る会、モリカケ事件はうやむやで「総理大臣の犯罪」は闇に葬られようとしている。立憲民主党などの野党は両事件の徹底追及などと吠えまくっているが、世論調査では自民党単独過半数を阻止できないという結果予想が出ている。頼りになるのは元財務省職員の妻が起こした裁判による追及のみである。良心ある裁判官が正しい判決を下すことを期待するしか国民に遺された選択肢がないのか。

さて、マスクの余剰分の適切な処分を岸田内閣は行わなければならない。不織布マスクと比べ

布マスクの感染防止力は弱いという報道も出ている。焼却処分をして保管料を圧縮する方法しかないのか。他の活用が期待できるのか。岸田新政権は早めにきちんと結論を出してほしい。それとも短命内閣の道を選ぶのか。組閣人事を見てもこの内閣には不安が付きまとう。菅内閣の目玉となった携帯電話料金の値下げに並んで打ち出したワクチン対策・デジタル対策の所管大臣を替えたことが吉と出るか凶と出るか。平井大臣は新聞社経営のぼんぼんで事務所費問題があるし対抗馬であった軽い党職に就け河野太郎の力をそぐ効果はあったかもしれないが。

まずは野党共闘の威力がどれだけ強いかにより衆院選の結果が決まる。立憲共産党と揶揄する有権者が私の周りにいる。

(文責:岩澤信千代)