🗓 2022年10月01日
郡山市、いわき市、相馬市、南相馬市、伊達市、広野町、楢葉町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村
福島県知事を含め、上記12市の首長が安倍晋三の国葬に出席した。
あれ?会津若松市長の名前がない。不思議に思い調べたところ、会津若松市長には招待状が来なかったという。呼ばれてもいないのにのこのこ参列するわけにはいかない。「長州出身の首相の葬儀に150年前の敵の首長は呼ばない。」と官僚は忖度したのか?
国葬後、岸田首相は後世の為に検証して公表すると言っている。聞く耳を持っていると言いながらほぼ独断で国葬を強行した。今までのぶら下がり会見・国会答弁を見ても優等生的な受け答えで内容が伴っていないのでもとより期待はしていない。全国の首長には総務省がリストを提出したのだろうが、わが会津若松市と福島市にはなぜ出さなかったのか?招待状の発出基準を示してほしい。
行政レベルでは選挙対策上、会津は長州と仲良くできない。「薩長にやられた」と言わないと会津若松市長選挙では当選がおぼつかなくなるからだ。だから「過去の怨念は消えないが切磋琢磨して、仲良くやっていこう」という形になっている。「長州と会津の友好を考える会」会長の山本貞壽先生は自前で60回以上会津を往復し、草の根の交流を続けている。10月中旬に来若されるので10人くらいのメンバーで懇親会をやるという。私にも声がかかったので参加する。山本先生は6月の京都會津会の法要には毎年山口県から参加している。新島八重墓参りツアーは京都會津会法要に合わせて計画していたので、同じホテルに宿泊し、前夜一緒に我々一団とハモ料理を食べた。草の根では会津と長州にわだかまりはない。
ところが今回の国葬で会津若松市長に招待状が届いてないと聞いて。大笑いせずにいられなかった。よくタイミングよく空白ができたものである。招待状の件を聞くまでは自らの政治信条により室井市長は参加を見送ったのかと勝手に評価していたのだが、招待状が届いていなかったので、出欠の判断の必要無しという幕切れであった。
今回の国葬は「花は咲く」のピアノより、牧伸二の「あ~ん、いやになっちゃった。あ~ん、驚いた。」の方がよく似合う。
(文責:岩澤信千代)