地元福岡県の選挙区では、自民二階派で事務総長を務める武田良太・元総務相と勢力を競い合っている。麻生派の後継者も誰になるか、息子に選挙地盤を受け継がせることができるか。福岡の選挙区は衆院議員の支部長も決められず、保守分裂の選挙になるのではと予想されている。80歳を過ぎ政界引退も秒読みになっている。もはや終活の年代だ。河野太郎に派閥を継承させるには危なっかしい。大宏池会構想は無理のようである。岸田の内閣支持率は37％台とよれよれで大宏池会の会長になるには疑問が残る。

その麻生副総理が台湾に飛び立った。蔡英文ツァイインウェン総統をはじめ与党の要人と面談し講演もするという。

中国の反発を予想する向きもあるが、政治力を失いつつある日本の政治家に中国は反発するのだろうか？過去の人扱いになるのではないか。おじいちゃんの吉田茂は偉かったのになあ。

吉田茂は高級葉巻とはかま姿がよく似合ったが、孫の麻生太郎のトレードマークは帽子である。その政治の軌跡では終戦処理を担った吉田茂と孫では雲泥の差だなあ。

8月15日現在、私の予感通り麻生副総理の台湾訪問について中国側から何ら目立った発言はなし。すなわち麻生氏は小物であると認識しているのだ。

（文責：岩澤信千代）