🗓 2023年12月10日
メジャーリーグの大谷の移籍先が決まった。前人未到の二刀流。さもありなん。ただ、10年間体を傷めずに活躍できるのだろうか。
このニュースを見てふと思いだした。
スピードスケート500メートルで世界で初めて金メダル(世界選手権スイス・ダボス大会)を取ったのは内藤晋氏である。その奥さんがついこないだまで存命であった。
内藤晋さんは新島八重の幼馴染日向ユキの孫である。「不一・・・新島八重」の資料調べの中で取材をさせていただいた。日向ユキの回想録に「萬年青」(おもと)があり会津の郷土史家宮崎十三八さんが、晋さんの来訪を受けて活字にされた。その文章を見て御山の柿農家栗城さんを訪ねた。栗城さんの家には日向家が戊辰戦争時に避難したときの屏風がある。血痕の跡らしきものがついている。
栗城さんのお宅を訪問したときに札幌の内藤光枝さんのことを聞き、何度か電話でお話をさせていただいた。戊辰戦後150年にもわたり交流が続いていたのに驚かされた。八重と再会し喜びの気持ちを伝えた和歌の存在もお聞きし、拙書に取りあげた。
それが縁で盆暮れには北海道名産のシシャモや男爵イモが届いた。祖母の日向ユキがクローズアップされたので嬉しかったのだろう。(ユキは薩摩藩士内藤兼備に嫁いだ)栗城さん夫婦は何度も札幌に行き光枝さんと会っていた。私も札幌に来るように何度も言われたがついにお会いすることはできなかった。同志社校友会北海道支部長の草野さんから光枝さん逝去のハガキが届いた。草野さんは光枝さんの甥である。
内藤晋さんは北海道新聞のスポーツ記者であった。日本人初めてスケートで金メダルを取った。スポーツと音楽は多くの人に感銘を与える。一切の戦争は止めてスポーツ競技で勝敗を決することが出来たらどんなに良いことだろうか。オリンピックは残念ながらその役割は果たせず、いまでも戦争状態にある国がなくならない。ウクライナ支援疲れも蔓延し、ハンガリーのように支援反対する声も出てきたり、米国議会も支援継続に対し予断を許さない。
松野アルマジオさん、お金の使い方はいろいろありますよ。私の周りにはタイやアフリカで学校を作って子供達に教育の機会を与えようとしている人がいます。その中の一人目黒留美子さんがアフリカルワンダの子供たちを視察されました。来年1月末発送の会報に寄稿していただきました。
(文責:岩澤信千代)