🗓 2023年12月09日
ウイキぺデアを見ると「アルマジオ」は
体の内側を除く全身は、皮膚が変化した骨状の板(鱗甲板)で形成された甲皮で覆われる。アルマジロ (Armadillo)という英名はスペイン語で「武装したもの」を意味する armado に由来する。時には銃弾を跳ね返すほどの硬度も有している。
弾丸を通さないほどの鱗を盾にして身を守るアルマジオは松野官房長官の尊称である。昨日はしばらくぶりに田中真紀子元外務相まで登場した。
与党内でも松野長官は持たないだろうと言われている。足取りもふらふらだが、言質を取られまいと同じ文面を繰り返し読んでいる。ちょっと見、善良そうな童顔であり悪さをしないように見えるので得をしてきたが、ここにきて四面楚歌の渦中にある。野党の辞任要求に岸田首相が否定し続けている。
安倍晋三には菅官房長官という危機管理能力に優れた副官がいたが、岸田首相の周りには見当たらない。今までも不適切大臣の辞任には相当手間取ってきた。自民党に対し首相はパーティ自粛を求めたが、その当日茂木派の議員がパーティを行っている。茂木幹事長も岸田総理を見くびっているのだ。終わった石破氏も声をからして復活の狼煙を上げ始めた。地方の党員がいくら投票しても膝元の国会議員の人望は集まらない。派閥の長でなくても総理大臣になった人はいるが、石破アレルギーは相当ある。大量の抗ヒスタミン剤を飲まなければ、人望が集まらないと言える。
安倍晋三が臥薪嘗胆の時期に細田派の事務総長として派閥を守ったという評価で5奉行の列に加わった。豊臣秀吉の時代から5奉行はうまくいかない。田中派の五奉行ものちに別な道を歩いた。橋本龍太郎・羽田孜など総裁の座をゲットしたものがいたが、まず5奉行の行方は芳しくない。
銃弾を跳ね返すほどの鱗がいつまで持ちこたえられるか。自分の身を守るため、松野官房長官に「鱗を脱げ」と岸田首相が言う時期は近づいている。
(文責:岩澤信千代)