🗓 2024年01月15日

毎日新聞によると

自民党長崎県連が15日発表した谷川弥一衆院議員(82)=長崎3区=の県連会長職の辞任。県連幹部は記者会見で頭を下げたが、谷川氏が清和政策研究会(安倍派)からパーティー券収入のキックバック(還流)を4000万円超受領しながら政治資金収支報告書に記載しなかったという疑惑については、谷川氏からも、県連からも、詳細な説明はなかった。

 「この度の政治資金パーティーに関する事件に際し、国民、県民、党員の皆さまにご迷惑をおかけしたことを深くおわびする」。県庁で開いた記者会見の冒頭、県連の前田哲也幹事長は谷川氏のコメントを読み上げた。続いて、「県連としても県民の皆さまに多大なご迷惑をおかけした」と、前田氏はカメラの前で深々とこうべを垂れた。

 記者に対して「あなた、頭悪いね」の谷川弥一議員は記者会見に現れなかった。日本昔話に出てくるような風貌と話しぶりを私は内心楽しみにしていた。心が安らぐような気持ちになった。悪いことをした人であるが、子供の頃私の周りにいた近所のオジサンたちが思い起こされた。私が子供の頃、農村地帯の子供たちは近所の大人に悪いことをすれば怒られた。他人の畑にあるスイカやトマトなど我が物顔に食べていた。悪いことをしたらよその子供でも怒る時は怒る。これが田舎の村落共同体の躾だった。そこで子供たちは否応なく善悪を教えられた。自然と「ならぬことは、ならぬ」に行きつくのである。

(文責:岩澤信千代)