🗓 2024年02月09日
私が次期宰相の器と見込んでいる林芳正が統一教会の幹部と面談したことが分かった。参院から衆院へ鞍替え出馬する時期で喉から手が出るほど票が欲しかったのだろう。自民党総裁候補に擬せられるのは次の次くらいだろうからその頃は下火になっているだろうが、ドリル小渕のように生涯ついて回る前科になるやもしれず。
長州の林官房長官を贔屓目に見るのは悔しいが会津・福島県には宰相になるような人材が見当たらないのである。総理大臣に一番近づいたのは会津出身の伊東正義だったが病気を理由に断ってしまった。石橋湛山のように短命でも首相を勤めていれば県内政治家の志も違っただろう。今県内を見渡すととてもとても総理大臣を目指せるような議員は見当たらない。大臣の器を持っている人も見当たらない。大臣になっても国会答弁でしどろもどろ、その後の選挙で落選していく議員が後を絶たず状態である。
話は変わるが少子高齢化が進んでおり、山陰地方では「消滅都市」と命名された地域があるようだ。「消滅」の2文字は酷い。ショッキングな話だ。前から言っているように数人しか住んでいない限界集落の為に道路や橋梁を修理する必要があるかという疑問がある。道路が寸断されれば村人は食料も買いに行けないし、病院もにも行けない。道路・橋を修理するためには数千万の資金が必要だろう。全国規模で考えれば相当な規模の金額になる。日本全国に取り残された村落があり、取り残される人々がいる。私は12万人の人口がある会津若松市に住んでいるが人口は一向に増えない。私が住む町内会でも区長をやるべき人材が枯渇してきている。町内会の役員になると村内の除草や墓地の管理維持など年間相当の奉仕活動がある。現在5人の役員で行なっているが年齢的に区長の年下の青年が枯渇状態になりそうだ。昔は農村地帯が兵隊や集団就職の金の卵と言われ、人材供給地であった。農業の担い手は無くなり疲弊する一方で、偉大な政治家二人ともこのような事態が現れるとは知らなかっただろう。
太平洋戦争後、日本は奇跡的な復興を遂げたが、何かを忘れてきたような気がする。コロナ禍により葬式が簡素化し、たまに会う親戚とも疎遠になっていく。地縁・血縁に基づく日本的な結合は歴史のかなたへ行ってしまった。コロナ禍や大地震など自然災害は大きな分断をもたらしてきているのである。
(文責:岩澤信千代)