🗓 2024年03月13日
太平洋戦争愚将ワーストNO.4という動画を見た。NO.2はインパール作戦を率いた牟田口廉也中将である。2000m級の山を越えイギリスの陣地を襲うという作戦である。3週間だけの食料を持たされ進軍し10万人の将兵を失った。無茶ばかりの命令を出すので「無茶口」と部下に呼ばれたという。作戦を中断するチャンスがあった。河辺中将と司令部で会談したという。その時二人は作戦が失敗だったことは理解していた。後年牟田口は回想した。「もはやインパール作戦は断念すき時機だ。喉まで出かかったが言えなかった。顔色を見て河辺にわかって欲しかった。」と。作戦の3か月後上官の河辺中将と会談した。はっきり上官に物が言えなくて優柔不断そのものであった。こんな司令官の下で死んでいった10万人の部下はどうなるのだ。飛行機の援護もなく雨期に入った時期の行軍は食料無しの日本兵を究極まで疲弊させた。自分は避暑地にいて現実離れした命令を下していたという。
一方で南方戦線において何千名の部下を撤退させた将軍と比べてどうしようもない人間だ。
(文責:岩澤信千代)