🗓 2024年05月05日
「なんでも鑑定団」を見ていたらテファニーのロレックスが500万の値が付いた。そしたら、嫌な思い出がよみがえった。40年前NYのテファニー本店で買ったシルバーの値段が気になり、「ゴールド」に持ち込んだことがある。勝った当時は日本円で一本7000円で買った。女房と母と祖母と3本買った。どういうわけか私の手元に1本戻ってきたのである。それを持ち込んだ。
店員の鑑定方法を見ていたら磁石を持ち出して品物に近づけた。ぴったしくっついた。銀は磁石にくっつかない。くっつくのは鉄だからである。テファニー本店で買ったのだからシルバーだと思い込んでいた。当時でも安すぎるとは思っていたが価値がゼロだと今認識させられた。
その時息子が結婚20周年にくれたプラチナのアクセサリーも持ち込んだ。こちらも見事に磁石に吸い寄せられた。二重のがっかりである。息子は5万円で買ってプレゼントしてくれたものだそれと旅行して来いと旅行券をくれた。そのおかげで長野の諏訪温泉に泊まり松本城も見れたし、満開の桜の高遠城も見れた。今まで息子の唯一のプレゼントだ。品物にはがっかりしたが思い出をくれたので感謝している。特に高遠城のふもとで食べた蕎麦はおいしかった。
本店で買ったからシルバーだろうという私の先入観が誤っていた。
「テファニーで朝食」が「テファニーで失望」になった次第である。
(文責:岩澤信千代)