🗓 2024年05月16日
この人事で話題に上ったのが、自民党の小渕優子衆院議員(50)の夫で、現・TBSテレビ執行役員の瀬戸口克陽(かつあき)氏だ。6月にTBSHDの新任の執行役員に就任するのだが、担当業務は社長室、法務・コンプライアンス統括室、総務局などだという。(SMARTフラッシュ)
瀬戸口氏は鹿児島鶴丸高校を出て東大経済学部を出て栄達した。自ら努力してサラリーマンの階段を上っていたと思われる。人気番組の視聴率アップにも貢献したようだ。政治家の妻の七光りで栄達したのではないだろう。
ところが世間の見方は違う。ドリルでパソコンに穴をあけ証拠隠滅を図った妻の夫が大会社のコンプライアンス担当?犯罪を隠そうとした妻の行為と民間会社の法令順守の管轄をする夫の役回りに皆が驚いているのである。管掌が企画部や広報室などであればこれまでの話題性はなかったはずだ。TBSも炎上することを狙ったのかと勘繰りたくもなる。
今、斗南会津会の元会長山本源八氏から頂いた「苦しくて切ないすべての人たちへ 生きているだけで大仕事」(南直哉著)を読んでいる。筆者の永平寺での修行時代の事、酒が飲めない筆者の失敗談など経験に基づいた文章もふんだんであり、仏教の押し売りでもなく、はああそいうこともあるのかと首肯される。筆者は順風な進学コースは歩いていないが早稲田の文学部出身である。サラリーマンを2年ほど勤めて仏門に入った。2005年より恐山に在職し現在恐山菩提寺院代である。恐山菩提寺とは斗南藩庁があった圓通寺である。実は早稲田文学部卒の宗教者とは他に接点があった。東京の円融寺の阿純孝である。円融寺は江戸最古の寺である。長い歴史の中で宗派もかわった。私が関係していた時の豆まきには二子山部屋の力士が豆をまいた。若乃花・貴乃花兄弟、二人の父二子親方も健在であった。並んで歩くとツーショットが撮れる。その写真がたくさん残っている。その時の豆まきに使った桝があり、桝の四方に貴乃花や若乃花。貴闘力・安芸ノ海などのサインが入っている。昨年まで事務所の目に付く所にあったのだが、レイアウトを変更して以来不明である。
阿純孝氏と東大出の宗教学者ひろさちや氏が書いた共著がある。書名は忘れたが記憶に残る一説がある。
「妻と母親が同時に池で溺れている。どちらをあなたは助けますか?」
嫁姑問題は今も残る。姑に我慢がならず家を出て行った嫁の話は近所にもある。息子は帰ってきたが嫁はついてこない。離婚したかしないかも聞きづらい。
この著書の結論は「岸に近い方で溺れている助けやすい方から助ける。そうだ。妻も母親も自分にとっては大事な人だ。選択している場合ではない。目から鱗が落ちた。
(文責:岩澤信千代)