ネットを見ていたら、スポニチアネックスに森脇健司が出ていた。23日フジテレビ「ぽかぽか」に出演していたそうだ。過去に12本のレギュラー番組がゼロになったそうだ。億の年収がゼロになった。5年ローンで8800万のマンションを買った。実はこの不遇時代に私は彼と渋谷の焼き鳥屋で2.3度あったことがある。ガード横の焼き鳥屋だがすこぶる旨いところだ。「森本」だったか？店の名前は忘れた。森本氏はもくもくと一人寂しく飲んでいた。手帳にサインをしてもらったのだが、その手帳は見つからない。その手帳には六本木であったグループサウンズ（「君だけを」歌っていた）のサインもあったはずだ。芸能界は本当に厳しい世界だ。売れっ子になると「蝶よ花よ」ともてはやされるが、売れなくなると世間の目が冷ややかになる。

　ある芸能プロダクションと講師依頼の交渉したことがある。マネージャーと交渉したのだが、グループ分けしてあって大物女優とは違うグループで大林素子・柳沢秀夫を担当しているという。大林素子は会津若松市の観光大使をしているから、講演料をデイスカウントしてあげると言われたが、集客能力としては疑問もつくし、大体、顕彰会の予算の範疇を超えていたので、成約にはならなかった。

　はじめ来年の講師を依頼した落語家は「同じ福島だから」とフイーの面では折り合ったがグリーン車じゃないといやだと言われたので止めた。グリーン車の料金は金額的には大して違わないが、当方としては櫻井よしこの時以外はグリーン車は使っていないと言ったら折り合えず駄目になり、手づるを使ったら「灯台下暗し」で磐梯町出身で高校の後輩である三遊亭園福師匠につながった。おまけに実家に泊まるので宿泊費もかからない。そして、直接話したが前の落語家と違って謙虚である。

（文責：岩澤信千代）