🗓 2025年03月17日
「自由民主」という新聞が自民党本部から届いた。高校大学の後輩から頼まれて自民党員なのだ。注目すべき記事が2つあった。「楽しい万博開幕目前!」と「第27回参議院通上選挙公認候補者一覧(令和7年3月9日現在)」である。比例代表のページ左上に杉田水脈の顔写真がある。この類は上段か下段が良く目立つ。あと左端か右端かである。杉田は上段左端である。大体真ん中にある写真や名前はほとんど目立たないで埋没する。差別発言で注意され、キックバックで処分され衆院選の公認をもらえない人物が何故半年くらいで参院とはいえ国会議員選挙の公認がもらえるのだ?おかしいでしょ。裏金問題で衆院で公認をもらえず議員生命を絶たれた議員がうようよいるのにおかしいでしょ。
自民党は保守層をつなぎとめるため毒饅頭を食べたと揶揄されたが、問題は比例であることだ。選挙区であれば国民は忌避して投票しないで落選させることもできないが、比例だと自民党が票を一定程度取れば当選してしまう。おそらく知名度からして名簿順位は上位の方だろう。まったく有権者の意思が働かないで当選してしまう可能性が高い。一般入試で落ちた受験者に対し別ルートをおぜん立てしているに等しい。やはり石破はだめだ。商品券と同じくらいにしか参議院議員を見ていない。商品券は石破のポケットマネー150万だが参院議員の歳費(月給)は1294000円ですよ。年間1548万ですぞ。これは税金だ。
子供に聞かせられないような差別的発言をする人物にこんなに税金をくれてどうするのだ?小学生でもわかる算数の問題だ。国民に残された選択は比例票を自民党に回さないことしかない。問題なのは受け皿になる野党が出てこないところだ。国民民主党の世論支持率は12%だが全国的に候補者擁立ができないであろう。立憲民主の野田ドジョウは土の中に潜ったままで存在感はなし。予算委員長の安住は期待されたが自民党森山幹事長の手先みたいだし。
今の政界に保科正之はいないのか。玉川上水を引くとき、両国橋を架けるとき譜代筆頭の井伊大老は敵が攻めてくるからと大反対をした。文知主義に変換する時に戦争を持ち出してどうするのだ?保科正之はこのような幕閣をまとめ上げて政治を推進していった。明歴の大火の時は燃え盛る米蔵から自由にコメを持ち出させた。禁止したら米は焼け人々の口には入らず、単なる炭になるところだった。江戸城天守閣の再建も庶民の復興を優先させ断念させた。幕府にあった何万両もの官費を江戸の町の復興のために拠出した。
今の政府備蓄米の市場放出の愚かさはなんだ、2倍以上に跳ね上がった米価5kgの価格を300円しか下げる効果しかないという。買い込んだ業者が市場流出で価格が下落するとは思っていないから抱え込んでいて効果はさほどない。法律で決まっていて入札という手段しか取れないからだ。値上がり前の半値で放出すれば何のことはなく驚いて皆が売り急ぐ。味を占めた農民は今年の新米も出し渋るだろう。タヌキとキツネの化かし合いの連続だ。
ここで再度牧伸二が登場。「ああ、やんになっちゃうよ」
(文責:岩澤信千代)