🗓 2025年04月16日

「私は非常に柔軟な人間だ。考えは変えないが柔軟だ。ティム・クックと話をした。最近ティム・クックとその事業全体を助けた。私は誰も傷つけたくない」

 中国は報復関税の応酬はしないと言明した。しかしボーイングから旅客機を買わないと言っている。トランプは自国の企業を苦しめている。自動車も国際分業が進んでいてビッグスリーも部品はメキシコから輸入してアメリカで組み立てている。アップルもスマホは中国で製造している。だから関税をかけないと慌てて訂正した。中国嫌いのナバロ大統領補佐官はもとより関税をかけるに反対する本を書いていた。

 ところが中国憎しが増幅してトランプ関税の手先になっているという。ハーバード卒だが卒業論文に書いたことと反対のことを言っている。テスラのマスクを組立屋台とののしり、マスクと不仲が伝えられた。

 中国は一帯一路戦略を拡大するチャンスだと思っている。すなわち米国以外の国に販路を探している。世界一の消費国であるアメリカ市場から欧州・東南アジアにターゲットを絞り始めた。安価な中国製品がアメリカに入らなくなれば物価高に苦しむのはアメリカ国民だ。また米国民の有価証券に投資する比率は高い。株価が下がればアメリカ国民の財布が小さくなる。アメリカ国民が気違いを大統領に選んだことを後悔する日は近い。17日から日米交渉が始まるがトランプの手の内が読めないので想定問答集もっ官僚は作れないだろう。それに加えて交渉役は石破側近の赤沢大臣だ。トランプが感心した茂木元幹事長のタフネゴシーエーターを期待するのは無理だろう。島根の片田舎の近所づきあいで大臣になったような人物に大役を仰せつけるのは無理だろう。記者会見を見ていたら誰でもわかる。語学力でも米国大を出た茂木と比べて数段落ちる。優秀な官僚が付いて行いかないと「おらが村の大臣」では何を言い出すかわからないぞ。トランプはおそらく軽量級と判断すれば鋭いパンチを繰り出してくるぞ。間違って石破が首相になったから、側近として離れなかったから大臣になれたような人物に日本国を代表させていいのか?

(文責:岩澤信千代)