🗓 2025年07月17日
大相撲の横綱・豊昇龍(26)が休場となった。今名古屋場所は序盤から金星配給と精彩がなかった。横綱不在を補うために相撲協会は横綱昇進を認めたようなところがあった。心・技・体が揃わないと横綱の重責は担えない。早い年齢の横綱引退も考えられる。
あと、若隆景の2連敗。珍しく今場所は白星発進で後半に星を拾うというようなこともないだろうと期待していたが、やはり序盤に弱いというのが見えてきた。中日迄白星先行で10勝以上になれば間違いなく大関とりの起点となると期待していたのだが、これも黄信号となってきた。相撲好きの母親がよくいう。「兄が負けると、弟も負ける。弟が負けると兄も負ける。」見ているとそういうケースが多い。
相撲部屋の制裁事件や八百長問題・コロナで観客席が閑散となったが、今や連日満員御礼だ。
相撲に限らずスポーツは国民に夢と希望を与える。うがった社会学者は言う。「スポーツは国民の政治に対する不満をそらす役割がある。」と。政治に対する不満を「勝った。負けた。」に転換できれば為政者にとって好都合であることは間違いない。自分の身は安全だからな。しかし今度の参院選挙は別だよ。自民党さん。スポーツを見ながらでも政治に無関心ではなくなっているんだ。それは自公参院過半数割れという厳しい現実が20日に判明するかもしれないのだ。
自公過半数割れが国民にとっていいことなのか、悪いことなのか。重要な国家のかじ取りで政治の不安定さが付きまとう展開になるから決して良いことではない。経済にとっても決して良いことではないのだが日本はルビコン河を渡ってしまう予感がする。がしかし、連立政権の組み替えにより自民党を中心とする与党の勢力が温存されることもありうる。仮に立憲が自民党との大連立に入れば過去の大政翼賛会出現並みに反対するものがいなくなってしまう。有権者は政権与党にではなく反対意見を言うパーティーに投票したのに何だこりゃになってしまうこともありうる。20日の投票日、それから1、2か月は予断を許さないぞ。破れかぶれの石破が衆院解散を捨て身で行うかもしれない。
(文責:岩澤信千代)