🗓 2025年05月09日

 米国出身のロバート・プレボスト枢機卿が第267代の新教皇に選ばれた。新教皇は「レオ14世」。初の米国出身のローマ教皇となる。コンクラーベは根競べにならずあっさり2回目の投票で決まった。アジアから選出とか事前予想は多々あったが、終わってみれば米国初めての教皇となった。心配なのはトランプの政治利用だ。なんにでもちょっかいを出すのがトランプ流だ。対中国に対し米国は関税で歩み寄りを見せている。終末がヤマ場だ。苦しむのは米国民だ。関税で高くなったおもちゃを買ってやれない親が続出する可能性があった。キリンのおもちゃが1000円のが2500円になるのだからばかばかしくておもちゃも買う気にならないのは当然だ。いずれ自分のやっていることが無謀なことだとトランプは気付くだろうが、それを元に戻すには相当な労力がいる。慌てて米国に工場を作ったりしたら賃金の高い米国人労働者を雇い雇い続けねばならない。不法移民の強制撤去はベッドメイキングなど下層労働者の減少を招き極端な人手不足になるだろう。自然体でうまくいっていたものを破壊しているのだからマッドトランプでなくバカトランプと呼んだ方がいい。

(文責:岩澤信千代)