10月4日自民党総裁選選挙である。ポイントは石破茂が獲得した党員票108票の行方である。議員票は進次郎が圧倒的な獲得数を得るに違いない。

前回、高市はフライング気味に自民党員にダイレクトメールを発送した。あれで地名度は相当あがったのが、地方党員票を獲得したのではないかと思っている。

小泉農相の米対策は迅速で米を買ったことがないとイケシャーシャーと発言した前任者との比較感もあり、知名度を上げた。何故かわからないが自民党農林族や農民から評判が悪いという。自民党員は業界ごとの職域党員も多いが農民も多い。反小泉の農民票はどう動くかわからない。そして郵政解散をした小泉純一郎を父親に持つ進次郎に郵政票はどう反応するか。石破票の多くは進次郎と林に行くのではとの予想がコメンテーターの口から多く出ている。だから、高市に全くの勝ち目はないと私は断ずる。勝ち馬に乗っていいポストを取りたいというのが議員の習性である。あとは小泉内閣の陣容と野党の出方次第だろう。

（文責：岩澤信千代）